つい2週間ほど前、お試しで新聞を2週間読んで(受け取って)みてもらえないかという電話があったらしい。出来ればなんとか…という切迫感と2週間だけで無料ならとOKしたのでした。
新聞はかつて取っていたけど、そもそも隅から隅まで読むことがなく、その程度だとやはりネットでざっと見渡せてしまうということで、取るのはやめてしまったのだ。
そんなわけで新聞を久しぶりに読めるようになったのだけど、あら残念! だったのだ。
まず、新聞を読むためにはエレベータに乗って下まで降りて行き、ポストから取ってこないといけない。朝外に出る習慣がないので、午前中に取りに行くことがなかった。夕方までに外に出る機会があれば、郵便物の確認のためポストを覗くときに、新聞が来てたことに気づくw あかんがな…
それで自宅に持ち込んでからいつ読むのかということになってしまう。やはり新聞というのは、朝のうちに読んでおくものなんだと思う(≧∇≦)
普段は仕事の合間に、休憩を入れた時にあちこちのニュースをネットで駆け回って読んでいる感じで、その時に無理やり手元に置いておくことにした新聞を広げない限り、新聞にかける時間が確保出来ない事態なのだ。
本という紙メディアのものを読む習慣はあって、それでも読む本の半分はもうすでにkindle本なのだけど、その時に新聞を開くかといったらそうでもなかった。
結局いつ読むのかと思ったら、テレビを見てる時にパラパラとめくってみるという感じでした。
現代は可処分時間の奪い合いということだけど、人の習慣に組み込んでもらうということが、その事業の、営業の一番の目標だったりする。新聞で言えば、かつては習慣化されていたものが一旦外されてからもう一度サイクルに入れてみようとしても、もう入る余地がないことが致命的だ。
ということで、2週間が過ぎていずれ掛かって来るはずの“電話”でのいかがでしょうか…には、読む時間がないのでお断りします。ということになってしまう。
で、そんな営業を電話でしないといけない新聞販売店に勤めてる人たちだって、わかってるはずなのだ。それでもそういうキャンペーン的なことを親会社からのお達しで仕方なくやったことだと思うんだけど、なら、今後の新聞販売店としての展開をどうすべきか、このまま単に廃業するまで座して待つばかりではあかんわけです。
思った言葉でググってみる。
『新聞販売店』と入れるだけで、『新聞販売店の未来』とか『新聞販売店の現状』といった検索ワードがあらかじめ示される。みんな気になってそういうことググるんですなぁ(笑)
いくつか読んでみると、インターネットの台頭で…とか、40歳台から下の世代が読まなくなった…とか、まぁ誰でも知ってる理由から始まります。その上で、ではこれからどうすればいいのか!? ですが、もう新聞をどう売るかではないんだろうなと。
『新聞販売店』は地域と密着しているということを何かに利用できないか!? というのがあるようだ。
大手の新聞社から独立して、DMチラシ配布事業者と組んでみる。元々折り込みチラシ広告を入れてたのだから、一番馴染みやすいところかもしれない。それとも大手コンビニチェーンの傘下で、宅配業を担うことにするとか…そんなこともすでに議論されてきたんだろう。
これまで新聞販売のみやってきた人たちが、すんなり他のものを売ることに慣れるとも限らない。だけど、紙の新聞はいずれ売り物としてはなくなっていくことになると思われるのだから、何か手を打ってむしろより稼げる道を見つける、切り開く可能性を追求しないといけないのだと思う。
ちょっと古い記事だけど、やっぱりもうこのくらいは動いてる事業者がいたわけですね。
「新聞を配っているだけではあまりにも寂しい。我々の事業の強みはやはり地域密着であること。地元のことは何でも知っているし、地元の情報を発信していくような企業になりたい」
新聞以外のものも配ります! 新聞販売店・宅配業者・郵便局が地域密着の新サービスで商機
翻って、自分の仕事もずっと同じことしてちゃダメだよなぁw