KickstarterやCampfireなどのクラウドファンディングは見てるだけでも楽しい

本日東京は晴天でございます。12月になるとなんだかわからないけど、いろんな事件や訃報やらが飛び込んで来ますなぁ。天災は忘れたころにやって来ます。まずは体調管理から…。

前回のブログで共感型のアプローチで一応の目的を達したという件について書きましたが、自分のアイデアを実現したい、新しい商品を開発したい、社会貢献のためのプロジェクトを興したいといった要望に応えるための仕組みがネット上にいくつか出ております。クラウドファンディングと言われるやつですが、海外ではKickstarterが一番でかいのかな!?

kickstarter
日本のものだとCampfireがそれに相当するところでしょうか。

campfire

要するにこんなアイデアや事業計画があるんだけど、いいと思ったら実現のために資金提供してくれないかい?っていうプレゼンの場ですね。気に入った、支援したいと思ったらプロジェクトに設定されてるいくつかの金額の中から希望のものを選んでポチって、募集期間内に目標金額に達したら成約完了となり各支援者から引き落としされて資金提供となる。という仕組み。いわゆる株主になって口出しできるというわけではなく、あくまでも資金提供して完成を応援するというものでドロドロしたものが生まれにくい構造もよいなぁと。

これらのサイトって眺めてみてるだけでも結構面白いのですが、どんなプロジェクトが成約してどれが成約に至らなかったかを見比べてみると、何か大きなヒントが見つかりそうな気もします(笑)ま、そんな斜に構えた見方ばかりするんぢゃなくて、純粋にみんな面白いこと考えるもんだなぁと思ってたのしいもんです。

基本的に何か事業を興したいと思ったら事業計画作ってお金を工面するために普段の生活切り詰めたり定期預金解約して、足りない分は日本政策金融公庫とかに掛け合ってみたり、親のスネかじってみたり、仲間に借りたりだとかして何とかスタートするもんです。オイラもそういうカタチでデザイン事務所を株式会社にしたり、とあるメーカーを始めたりしました。

そりゃーもう鼻息粗く、成功することしかアタマにないくらいの勢いでしたが、もうちょっと冷静に自分のアイデアってイケてるのかどうか世間の反応を見るという意味でもKickstarterやCampfireで評価を見てみるというのもアリなんぢゃないかと思いました。

でもこれら2つのサイト見ていると、成約できた事業というのはやはりこういうサイトに気づいて見るような、普段からネットが生活の一部になっている人種にとって面白いと思ってもらえるものに軍配があがっているような気がします。いくら復興事業だからといって単にその地でどんな味かもわからないご当地ラーメン店開きます!では賛同者は集まらないと、非常に冷静な判断がされてるように見えましたがどうでしょうか。
やっぱり事業の種類によってはこういうサイトを利用しても理解されないものもありそうで、それぞれの特徴に合わせたプレゼンの仕方ってあるんぢゃないかと…。

この折りたたみ式カヤックOru Kayak: the origami folding boatはまだポチってはいないけど前から気になっててこれのfbページいいねして進捗状況を見ておりました。
こういう企画を実現するのにどんな企画かをわかりやすくするためにいくつか動画もきれいに作り込んであって、ソーシャルメディアの使い方も押し付けがましくなくていいなぁと思ってみております。完成したらこのカヤック買いたいと思ってるくらいですがどこまで詰めてくるでしょうか。

昨日facebookでシェアした坂本龍一のustreamライブ配信には、ustreamチップというおひねり、投げ銭の仕組みを導入した配信を試みておられます。この坂本さんのustreamライブ配信はもう2年ほど前になるのかな、視聴無料ではじめて配信されたときに見てました。そのときのスタッフのドタバタも伝わって来て、こんなに大変な思いをしてはるばるアメリカから中継してくれてありがとう!と、ホントに無料で見てしまって申し訳ない気持ちになったものでした。そのあと、ライブ盤をiTunesで売ってみたりツアーに関するグッズをネット販売してみたりで中継スタッフの経費をなんとか捻出することを試みてみたりといった歴史があって、今回のツアーustream配信に繋がっているようです。

こういうのもやはりただ、見に来い、買いなさいと押し付けるのではなくって使えるメディアを使いこなして集客して収益を得る。まぁそんなきれいごとばかりではうまくは行きませんが、こうしたアプローチの仕方はネットならではのものかなと思います。いや〜楽しい楽しい。

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