web<blog<SNSなのか!?
2022年現在、主要なSNS(fb, twitter, Instagramなど)が出てきてかれこれ10年は経ったと思うけど、表題のような話はその当時も出てました。
ブログが出てきたら、もうwebは古いよね。とか、SNSが出てきたらもうwebやブログは古いよね。といった具合に。
もっと言えば、最近はテキストはもう古いよねw とばかりに、YouTubeやTikTokといった動画配信5Gの時代ぢゃぁ〜と、次から次へと目まぐるしい(๑>◡<๑)
『若者中心に広がりを見せてる○×△!』という見出しやアナウンスが聞こえてくると、特別インターネット全般に詳しいとか、好きだというわけではない人ならそう考えてしまうのも仕方ないかなぁと思います。そのあたりのことは、こちらも相手と話をしているうちにわかって来ます。
SNSだけで事足りるのか!?
常に優秀な人材の確保について考えていて、それなりの手を打っているという人がいます。その組織のトップだったり、グループのリーダー格の人だったりです。
そういう人たちからwebサイト制作をしている自分がよく受ける質問が『今はwebサイトよりSNSの方ですよね!?』というものです。
日常的によりアクセス率が高くて目を通す頻度が高いのはwebサイトとSNSではどっち? と言えば、相対的にはSNSということになります。今はwebサイトよりSNSの方…というのは、そういう流行りの度合いやターゲット層の利用率からの発言なのはよくわかります。
それはそうなんだけど、だからと言ってSNSだけでwebサイトが担っている役割をそのままSNSがマルっと引き継げるのかというと、それは難しいわけです。
SNSはフロー、webやブログはストック
SNSはフロー
SNSはフローという意味は、投稿した瞬間からどんどん流されていくということです。見ているデバイスのタイムラインには次々に新しい投稿が反映されていきます。ついさっき投稿したものも、あっという間に次に誰かが投稿したものに押されて見ている画面から外れていってしまいます。タイミングが悪ければ、見てもらいたい人に見てもらうことなくその投稿は役目を終えることになります。
自分や自分が属している組織の知り合いや関係者なら、そんな慌ただしさの中でも気にしてある程度読んでもらえるのかもしれませんが、そうでもない一般の人相手に読んでもらうとなると、それはなかなかハードルの高いことになります。
ならば投稿回数を増やせばいいのか? ってことですが、そのためにどれだけの時間を費やせるのか、という問題が出てきます。
それで続けたとして、あの時告知していたセミナー情報の投稿はどうやったら見れますか? と聞かれてどう答えましょうか…
webやブログはストック
一方のwebやブログはストックという意味ですが、webサイトは基本的にアクセスした人たちにまず知ってもらいたい情報からアクセスしやすいように設計されているはずです。
ある程度時間が経ってしまった情報は、タグなどを頼りにアーカイブページに探しに行くなどの時間は取られるかもしれないけど、整理されていれば割と見つけやすいのではないでしょうか。
webサイト上の大事な情報、是非知ってもらいたい情報は、いつでもそこにある状態(ストックされている)になっていて、比較的容易に必要な情報にアクセス出来る仕組みになっているということです。
SNSとwebサイトどっちを優先すればいいか…ではない
でも、人々が常にそのサイトの存在を気にして生活しているわけでもありません。欲しい情報があれば、まず検索をします。その時に検索結果として上位に表示される内容であるかは悩みどころで、必ずこうすればそうなるというものでもありません。
来てくれ、買ってくれといったお知らせばかりでなく、情報として人の役に立つような記事の投稿も併せてすることで、Google検索で見つけられやすくなり、検索結果からの流入が増えて、サイト内での回遊があればお知らせに気がついてもらえるという流れができるといいです。
例えば「お役たち情報」というカテゴリーで週1回はそういう内容でwebサイトに投稿するように習慣付ける。書いたらそのことをSNSお知らせして、webへ呼び込むということを続けていれば、かなりアクセスも増えてるはずです。
SNSで普段、何気ないことを投稿している中で、このようにwebに投稿したことをお知らせする投稿も挟んでいく。こうした相互作用をうまく継続していくことで、インターネットでの集客が伸びていきます。
SNSのフォロワー数と“実感的”アクティブ数
これからはSNSで若い世代に訴えていく…と意気込んでおられること自体、是非がんばっていただきたいことですが、フォロワー数も以前のように投稿すればするだけ伸びていくということでも無くなって来ています。
ボクの場合、例えば個人のfacebookのアカウントではより多くのフォロワーを集めたいと思ってやってなかったこともあり、基本リアルな知り合い中心で200フォロワーほどです。
一方で、自分の趣味の釣りに関して、11年前にfacebookページを立ち上げて、自分の釣りの記録を中心にたまにはhow to的なこと(お役たち情報)も書きながらやっていたら、フォロワー数1,500ほどになっていました。
11年もやっていることなので、もうすでにfacebookをやっていない人などいると思います。
ここ数年の1投稿のリーチ数は500〜700くらいで、もらえる『いいね!』数は25〜40ほど。5%くらいというのが平均的な数字です。
1投稿に対しての反応が、リーチ数の5%というのが自分のfacebookページでの数字です。
例えばフォロワー1,000人ほどとして、そのうちの5%、50人くらいがいいね! などの反応してくれたら、まぁまぁなのでは!? という気がします。
SNSのフォロワー数が100人なら5人くらいは投稿ごとにいいね! してくれてるということだとすれば、やっぱり1,000フォロワーくらいでやっとSNSでプロモーションが出来ると言えるのではないか…とちょっと厳しいイメージですが、自分でやってきてそう思います。
地道にフォロワー数が自然と伸びる投稿を
かつてはフォロワーを買うようなことも起きてまして、それどこの国の人!? というのがバレバレでやがてなくなりましたが、結局web、blog、SNSも投稿が続くか続かないかだと思います。
毎日が理想だけど週2回は必ずと、決めて続ける。で、やっぱり途切れるんですが、またスタート出来るかです。
ボクのクライアントさんで、もはやブログを書かないと気持ち悪い、SNS投稿をしないとその日が終わった気がしない…というところまで来た方々がいらっしゃいますが、これが理想ではあります。
努力してるつもりもなく、もう自分の楽しみになっている。習慣化している。ということです。