4月も23日となりまして桜もすっかり葉っぱばかりとなりました。花見が終わりその次の楽しみと言ったら、そりゃ『カツオ』でしょ!なんだけど、どなたかもう初カツオはお食べになりましたでしょうか。
サカナ屋やスーパーのサカナ売り場覗いても見かけないなぁと思っていたら、なんと今年はまだ売りに出せるほど獲れないのだそうだ(悲)獲れても1隻で数匹程度の日が多いらしく、それが売られるとしても、とても高くて買えない状況だというのだ。
個人的にはカツオは食べるのも好きだし釣るのも大好きなので、日本近海にカツオがいなくなってるという状況は自分が心配してもどうにもならないのだけど、心配にならずにはいられない…。
カツオはオラが村の特産品だと自負している自治体は数多く、毎年カツオ祭りを開催しているところは数多くある。
●高知の久礼 かつお祭り
これは2014年5月18日(日)10:00~15:00 ※雨天決行ということだけど
●すさみケンケンかつお祭りは開催中止となってしまってた。
サカナが獲れなくなったという話はカツオに限らずいろんな魚種で毎年言われていると思うけど、この春のカツオの不漁は何が原因と言われているのか、探してみると…
カツオが生まれる赤道付近で各国の「まき網」船が漁獲を急増させていることが要因
とか
減少目立つカツオの漁獲 巻き網の乱獲が原因か
といった話。
最近よく聞く、中国とか欧米のすしブームなどでサカナを食べる機会が各国で多くなり、寄ってたかってバカスカ捕獲してしまうので、獲れる数が減ってしまった論。う〜ん、それもあるんだろうなぁ。
他に、エルニーニョ現象による海面水温の上昇とかラニーニャ現象による海水温低下が言われます。これはカツオばかりでなく、その季節ごとに獲れるはずのサカナが獲れなくなったり、本来獲れるはずの季節に獲れなかったものが獲れるようになったりと、アタマの痛い問題なんだろうと思います。
など、ググればいろんな説に出くわします。きっとどれも一理あるのだろうけど、獲れなくなって来ているのは今に始まったことではないので、獲り方から食べ方までここらで考え直さないと、いくら大学でマグロや青物魚の養殖ができるようになったからって、そのうち食べられなくなるぞと…。
これ見るだけでもいかに獲りまくって来たかがわかります。
水産庁 まぐろ類漁法別漁獲量の推移から拝借
今年初カツオが食べられないなら仕方ない。たぶんこうして食べたい食べたいと思っている人間が増えて、商売になるからと乱獲してもらって食べさせてもらってた自分にも責任があると自覚しつつ、冷凍保存されている分を少しずついただくことにします。
蛇足ながら、カツオのたたきって食べ方は江戸時代に、土佐藩主、山内一豊がカツオはあたるから生で喰ってはいけない令を出したところ、こんなうまいもの喰わずにいられるかとばかりに、土佐の人々は火であぶってこれなら生ではないからということで、始まった食べ方だと何かで読んだ。
ググったらありました。
「カツオのたたき」は殿様の一言から生まれた
あ、お殿様があぶってから喰えと言ったのか…。
自分で釣ったカツオ、その日の内に刺身で喰うあのモチモチ感、たまらんのだけどなぁ。