確かにアマゾン強いけど、手放しで喜んでもいられないだろと。

やっぱり今日もお寒うございます。11月もあと2日ばかりとなりまして、いよいよ師走突入です。年末進行やら忘年会でお忙しいことと思いますが体調管理は万全に挑まれますよう願っております…。

で、最近アマゾンに振り回されておりましたら、世の中もそうなのか、めったに買うことの無い雑誌『東洋経済』でアマゾン大特集ということで購入しました。(ライティングご免)
東洋経済アマゾン特集
ぺらぺらめくって見てみますと色んなデータがグラフ化されていて、フムフムと読んでおりました。

仕事でネットショップを受け持っていることもあって、アマゾンや楽天といった超大手の動向はそれなりに追う必要もあり、個人的にも興味があるところです。仕事として見てこりゃ参ったなぁと思ったのは配送料無料だったけど、個人的にはラッキーという思いもあり、なかなか複雑な心境であります。小さなショップの配送料無料の設定にはある意味、売上げを高めるための算段もありました。もう一品買えば、送料無料になる的なところだったわけですが、もはやそんな小さな駆け引きはムダとなりました…。

最も、アマゾンや楽天では手に入らないようなニッチな商品なら別なのですが、探すと実店舗より値引き率が大きいものもあり、見つけてしまうともうずっとそれはアマゾンで購入という習慣になってしまいます。この雑誌に書いてあることを引き合いに出すと、1位に輝く分野は、書店としての売上高1,920億円、ネット通販最ユニークユーザー数4784万人、7インチタブレット価格の低さなど、もはやあちこちに存在するコンビニのひとつといった存在感でしょうか。

最近ブラックフライデーやらサイバーマンデーとかあったからか、やたらとアマゾンからのメールがありましたが、結構売上げよかったらしいです。こんな記事がありました。

あやかりたい…。

アマゾン恐るべし!と思ったのは、過去の注文履歴から嗜好に合うものと思われる商品をピックアップしてメールしてくるというアレですが、ホントにどういうアルゴリズムなんだろうか…。深い。先日、檀蜜ってなんだ!?と思ってあまり想像力を働かせず安易にググってしまったところ、アマゾン繋がりでいっぱいリストが出たのでつい、そこをクリックしたらば、おまえ好きなんだろぉ〜とばかりに檀蜜写真集およびDVDのお知らせが頻発してしまい、お手上げでございました。嫌いぢゃないけど参りました。

ここまで存在が大きくなるとどんな仕組みになっているのかなど気になってあれこれググっておりましたらこんな働きロボットの映像がありました。こういうロボットを開発したベンチャーがあって、ベンチャーで始まったアマゾンがこうした企業をM&Aして傘下に収めながら果てしなくスピードを上げて行く体制に持って行ってるわけですなぁ。すごいなぁ。

だけど、送料無料の件ではタダだからって喜んでばかりもいられないよという事情もあるようで、法人税だか消費税だか法のしくみ上、日本に対して払ってないなどあって日本人としてイマイチ納得できん部分もあるっちゃある。ゾゾタウンなんか社長のついうっかりホンネの部分でツイートしてしまって、それだけではないだろけど、配送料無料になってしまった。

かつて自分もメーカーを立ち上げて自分らで商品作って売ってということをやってましたが、開発費と開発にかかる時間との兼ね合いで損益分岐点を探りながら定価を決めてということを経験しているのだけど、その時点で結構ギリギリの値段設定をするわけです。問屋さんに卸す場合は7掛けでとか小売店さんへは8掛けでとか、そのあたりはその業界の通例に合わせてということになってて従っておりました。で、当時としてはメーカーがそうしたルートを無視して自ら売るというのはあまりよろしくないという風潮があったのだけど、ネットショップをスタートさせたという経験がありました。これだったら掛け率落さず定価販売ができて利益率もいいはずだ!と夢見たのですが、パッと出の小さなメーカーのサイトからはなかなか売上げが上がりませんでした。

そう思うと、外資に浸食されて行く様をただ見ているのもなんだかなぁと抵抗感もあるのだけど、安ければいいというだけでなく、なんらかの付加価値(おまけみたいな価値ではなくて)、満足してもらえる何かを与えられれば、対抗できるのだろうけどそれって何だろうか。

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