東京地方、だけでなく全国的にちと寒い日が続いておりまして、特に北海道では昨日うっすらと雪が、なんて話も聞こえて参りました。北海道で思い出したけど『水曜どうでしょう』の4月9日の日記によりますと旅に出たとのことで、いよいよ新作のために動いた模様です。
現時点での最新作は3年ほど前のもので、当時大泉洋氏が大河ドラマ『龍馬伝』にまんじゅう屋長次郎役で出演していたのに掛けてか、羽田から高知桂浜まで出前のカブで旅する番組でありました。カブで旅するシリーズは他に東日本編、西日本編、ベトナム編とありまして、道中後方からカメラで追いかけてその人間模様をあぶり出す企画となっております(笑)下の画像お借りしますが、30分の内メイン画はだいたいこんな感じです。最新作がどんな内容で放送されるか楽しみです。いつのことかわからんですが…。
もう夢中になって平日帰宅後連続ドラマを見るなんてことなくなっておりますが、唯一日曜夜の大河ドラマだけ欠かさず見ております。元々日本史が好きということもあり、特に鎌倉幕府成立までの時代と明治維新から現代までが好きなこともあり、たまたまその時代のものが連続しているわけで見ないわけにはいかない状態です。歴史好き=時代劇好き、という思い込みをお持ちの方がおられますが、時代劇ってまったく興味がなく、見ません。はい。
で、放送中の大河ドラマ『八重の桜』ですが、個人的には面白いと思って見ております。元々このドラマは予定されていたわけではなく、3.11震災復興に絡んで急遽企画されたものでした。歴史的に会津地方が注目されたのは直江兼続の時代とドラマ的にもこれからエラい目に遭う明治維新だと思うのですが、これ福島の人々を元気にするためという役目を果たすことになるんだろうかと、ちとその辺に関しては疑問に思っております。
大河ドラマの舞台となる地域は大抵、観光客動員に繋がるわけで、そういう意味では福島の歴史的な部分でネタを探してドラマ化すれば観光客も増えて復興支援の一助になる。という目論みもあると思われます。番組はすでに14回済みましてこれから薩長同盟も結ばれ、倒幕の勢いも大きくなってやがて戊辰戦争へと続きます。会津藩はこれからめったくそに攻め込まれ、白虎隊の物語でよく描かれる敗北へと向かいます。その後、作物の育ちにくい斗南藩へ強制移動させられ苦労するという話に続くわけです。
新島八重さんは確か80なん歳くらいまで生きられた方で、今回のドラマはこの人が主人公なので、会津藩の悲惨な部分はある程度カットして主人公のその後の人生を中心に描いて行くものだと思いますが、今の話の流れだと人によっては見るのが辛くなるのではと思われます。そしておそらく薩摩・長州藩の非道さに現鹿児島および山口県民も見ながらなんか福島の人に悪いなぁ的な感情が芽生えそうなのですが、余計な心配でしょうか…。
そこで先日ネットで大河ドラマの視聴率が…という記事を目にしまして、読んでみましたらやはり下がって来ているようです。
こんな感じです。
現時点での視聴率低下というのは上記のようなことが理由なのではないかと思うのですが、これからどんな展開になるか予想がつきません。新島八重という人物がいわゆる大河ドラマの歴代の主人公に匹敵するほど著名ではなく、歴史的に日本史の教科書にどーんと出てる人物でもないため、ホントにどういう展開になるのか予測ができません。
前回の平清盛だったら、ある程度その人物伝を把握してたのであの部分をどんな脚色で見せて来るのかといった楽しみがありました。今回はそういう先の楽しみが予測できない、できなくても別によくって面白い展開で楽しめればいいのですが、戊辰戦争後、単なるいち未亡人の余生の話になったら、もっとわけ分からなくなるんぢゃないかと心配したりします。そろそろ出て来る新島襄だって40代半ばでお亡くなりになってますし、この旦那さんのお話でもあまり盛りあがりそうもない。以下新島襄さん終焉の地の碑。@大磯
ドラマとしては戦闘シーンが多いと、そこが見所となるんだと思うのだけど、今回は復興支援の意味合いもあるドラマなわけなので、これからジワジワと攻め込まれる会津藩の苦しみを延々と放送するわけにも行かないと思うんですがどうでしょう。
まぁあまり復興支援的な意味合いを出し過ぎても、見る側が辟易してしまう恐れもあるだろし、構成がむつかしいドラマですなぁ。(←人ごとです)でも、明治維新好きとしてはこの時代、それこそ大泉洋が出ていた龍馬伝のように大抵は薩長中心の目線で描かれがちなところを会津藩側から見る明治維新となっているので、個人的には面白いと思って見ています。